山行日
平成15年 5月 26日(月)〜29日〔木〕 晴のち
行 程   
  26日  名古屋空港12:05 ⇒ 鹿児島空港13:05 15:20  屋久島空港16:00
  27日  民宿4:50⇒淀川登山口6:15〜淀川小屋7:00〜花之江河9:05〜黒味岳10:30〜
       宮之浦岳1:00〜新高塚小屋16:00
  28日  小屋発7:00〜縄文杉8:10〜大株歩道入口10:30〜楠川分かれ11:30〜
       辻峠13:20〜白谷山荘14:00〜楠川歩道入口15:00⇒民宿15:30
  29日  民宿発8:30⇒志戸子ガジュマル園⇒永田いなか浜⇒屋久島灯台⇒大川の滝
       ⇒坪内海中温泉⇒屋久然料理を賞味⇒空港
    
同行者  山仲間  7名



千古の原生林に被われ
樹齢千年以上をこえる屋久杉が栗林しているという
憧れの屋久島へ山仲間と出かけた。

生憎、台風4号の発生で
お天気には恵まれなかったが
初めて見る
淡い色をした可憐なサクラツツジや
みごとなヤクシマシャクナゲの群落、
そして、想像以上の屋久杉の原生林に感激した
思い出深い山旅となった。


登山口には
前々日の悪天で足止めになった登山者が
多くつめかけていた。

素晴らしい青空に
幸運を喜び
心うきうきさせて宮之浦岳へと向かった。

途中、本高盤岳が眺められる
展望台に立ち寄る。

この青空で台風がくるなんて
信じられますか?



広々とした
花之江河の湿原で
のんびり楽しんだ後
後方に見える
黒味岳を目指すが
途中から
雲行きが怪しくなり
無情の雨が…
小雨降る中
雨具を着けてひたすら
山頂を目指した。

楽しみにしていた山頂での
眺望は無いが
宮之浦岳の山頂
を踏んだ感激は一入。


見渡す限り
一面ヤクシマシャクナゲ!
白やピンクのじゅうたんで
覆われている。
今年は
数十年に一度といわれる
一斉開花の年で
本当にみごと!

「来て良かったね!」

ヤクシマシャクナゲは
蕾は濃いが
咲くと上品な
薄ピンクの花になる。

雨にもめげず
新高塚小屋に到着するが
もう先客で満員!

譲り合って寝場所を確保。
暗くなってから
到着する登山者もあり
最終的に45人ほどになった。


あくる日になっても
雨は一向に止む気配は無く
また、雨具をつけての出発となった。

大株歩道と名付けられたこの登山道は
樹齢7200年という
縄文杉や大王杉、夫婦杉などの
巨大樹が林立して
太古の昔へと誘いてくれる。


軌道線路を歩き、楠川分岐から
白谷雲水峡へと向かう。

辻峠からの下山道は
苔むして
もののけ道とも呼ばれている。
「もののけ姫」の原画は
ここをスケッチして
作られたそうだ。



 最終日は島内観光になっていたが
台風の影響でフェリーは欠航!
私達も帰れなくなる可能性も出てきた。
兎に角、
早い時間の飛行機に変更をと空港に行くが
キャンセル待ちの乗客で溢れている。
運を天に任せ、
PM4:30のフライトまで
予定通りの観光をすることにした。




島を半周すると、この上天気!
永田いなか浜はウミガメの産卵地。

屋久島灯台からの絶景も天下一品!

浜で遊び 海中温泉を見学して 屋久然料理を味わった


 風も出てきて雲行きが怪しくなる。
果して運航されるか不安を抱きながら空港へ…
相変わらず大勢の人でごった返している。
「運航中止になる可能性もありますのでご承知下さい」の
アナウンスにドキ〜!
足止めされれば
台風が過ぎ去るまで
屋久島に留まることになる。
搭乗手続きが終わるまでは
不安顔の仲間達!

飛行機は乱気流で上下に揺れて
手に汗が…
熊本空港に着いた時は
機内から歓声が上がった。

思わぬ台風騒動に巻き込まれたが
楽しい楽しい思い出の山旅となった。