日 時 | 平成14年5月18日(土)〜19日(日)曇り一時雨 |
場 所 | 御在所.岳連小屋泊 親睦会野外料理担当 蟹江講師 水質検査担当講師 出原講師 樹木.草花の自然観察会 杉浦講師 |
参 加 者 | 愛知山岳連盟会員 (15名) |
毎年恒例の自然観察会に参加した。 先ずは岳連小屋周辺を流れる沢水を検査キッドをつかって水質検査を行った。 大腸菌、アンモニア、亜硝酸窒素の有無を調べが この沢は反応がなく水質はまずまず良好であった。 藤内小屋に移動して小屋のご主人がご自分で作られた 水洗トイレの浄化槽の説明を受けた。 4層の浄化槽にはいろいろな工夫がしてあり、沢へ汚染の心配はない。 その後、御在所の植生を勉強しながら国見尾根へ… 早春に可愛い花を咲かせるジョウジョウバカマの二つの繁殖様式には驚いた。 花が終わると子孫を遠くまで飛ばす為に花茎が伸ばすが、実生での生存率は きわめて低く、もう1つの繁殖様式(地表に接した葉の先端に小さな栄養繁殖体が 形成され、根を張って幼植物体として成長する)で子孫を絶やすことなく生きている。 今年、シロヤシオが花をつけない訳を聞いてみた。 植物は身に危機を感じると子孫を残さねば…と一斉に花目をつけるそうだ。 昨年は温暖多雨でその危機感が無かった為、花が咲かないとの事! 植物の不思議を知った一日だった。 |
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小屋のご主人から浄化槽の説明を受ける |
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シャクナゲ | イワカガミ | シロヤシオ |