山行日                                                   

平成14年 8月7日(水) 〜11日(日)
コースタイム  
 7日 上小田井19:05 ⇒ 民宿(角休) 22:00 
 8日 出発5:00⇒便ヶ島6:20 発7:05〜西沢渡7:50〜薊畑分岐13:25 〜聖平小屋14:00
 9日 発5:15〜小聖岳6:40〜聖岳8:05〜奥聖岳8:55〜聖岳9:25〜聖平小屋12:00
10日 発5:15〜南岳7:15〜上河内岳8:30〜茶臼山11:20〜横窪沢小屋14:40
11日 発6:00〜ウソッコ沢7:25〜ヤレヤレ峠8:35〜草薙大吊橋9:10〜ゲート10:00⇒名古屋18:00
メンバー      日本山岳会.東海支部友 15名 


   

 
 憧れのお花畑と眺望を目当てに南アルプスへ…
 今回の登山口は便ヶ島!
 最初の難所、西沢の徒渉が待ち受けていた。
 頭上に張られたワイヤーと滑車でザックは対岸へ、
 靴を脱ぎ、頭の芯まで痛くなるような清流を渡る…
  

 
 急坂を登り、分岐である薊畑にでると
 一気に視界が広がった!
 聖岳が目の前に輝き、足元には
 色とりどりの お花畑!
 
 大きなザックを投げ出し、遊んでいる若者、
 なんと〜 名城大の学生だった!
 今の山岳部は昔の山男とは程遠い!
 チャパツでピアスをつけ細々した体型だが
 同郷のよしみから親しみを持つ…
 
 

  名城大の若者達! 上河内岳 木道の先が聖平小屋



  翌朝、お天気は良くないが聖岳へと向かった。
  一面マルバダケブキのお花畑!
  南アルプスといえばお花畑が素晴らしいが
  その秘密はここの地質にあるらしい。
  風化した岩屑が高山植物の育成に理想的な
  通気性、保水性の良い土地を作りだしている。
 


  


 テント泊の人達が風が強く危険だから… 
 と引き返してきた。
 不安を感じながら歩みを進めるが
 風は収まったのか大した事はない!
 聖岳山頂はガスの中だったけれど
 奥聖岳まで…
 岩稜帯の登山道を過ぎると素晴らしい
 石庭が待っていた。
 チングルマ、ヤマハハコなどの花々が
 一面に咲き乱れ、一服の清涼剤となった。
 



 翌朝、素晴らしいご来光を仰いだが
 雲が多く、ガスった一日になってしまった。
 上河内岳.茶臼岳の山頂に足跡をつけ、
 横窪沢小屋まで一気に下る。
 小屋にシャワーがあると聞き、喜び勇んで出かけたが
 「ヒェー!
 心臓も止まりそうな、冷た〜い水シャワーだった!

 


塔状の奇岩、竹内門 天然記念物、亀甲状土 茶臼岳山頂!


 素晴らしい富士山を見ながら後ろ髪引かれる下山。
 今回は登った山の姿さえ確認できなかったが 
 又来る時の楽しみに…
 
 ウソッコ沢、ヤレヤレ峠を越えて
 なが〜い、なが〜い畑薙大吊橋を渡り 
 チャーターバスが待っているゲートへと向かった。
 
 


♪♪♪ 山で出会ったお花たち ♪♪♪

ヨツバシオガマ タイツリオウギ キンコウカ ヤハズハハコ ウメバチソウ マツムシソウ
チングルマ グンナイフウロウ ウスユキソウ マルバブキダケ タカネビランジ トリカブト ヤマハハコ